同じ敷地内に多年代の家族が住む場合、生活パターンの違いや
価値観の違いのなかで
ストレスなく生活するって結構難しいものですね。
多世帯同居の為の住宅はどこまで設備を共有するか？
増築や改築の際、一番頭を悩ませる問題です。
最近は、介護を目的としたリフォームも増えてきました。
今回はそんな一例です。
広さは、ミニｷｯﾁﾝ、ﾄｲﾚ、洗面台スペースとして6畳間。
10㎡以下なので建築確認がいりません。
既存の和室と繋げる為、和室掃き出し窓を雨戸と共に撤去。
床面を和室床に揃え、段差のないバリアフリーにします。
増築部が外壁と1面接している今回のようなケースは、既存建物の屋根や庇が邪魔になり十分な部屋の高さが確保できない場合があります。
このケースでも、部屋の高さが通常より低くなってしまうため、屋根勾配をできるだけ緩くし、屋根裏のない勾配天井で部屋をできるだけ広く見せるようにしました。
屋根が低いので、作業はしやすそう♫
おばあちゃんのリクエストで壁紙は、若草色のシックなかんじに。
広角レンズのマジックか、6畳間なのにすごく広く感じますね。
2口IHヒータ付きのミニｷｯﾁﾝは、明かり取り窓が正面にあるので、とにかく明るい！
今回の増築はおじちゃんおばあちゃん専用のトイレ、洗面台、ﾐﾆｷｯﾁﾝをひと部屋にまとめたもの。
お互いに気兼ねなく生活スタイルを守れますね。
ではまた。
