スズランホーム石山の自然素材ブログ

毎日あんなこと、こんなことして掛川、菊川、袋井市内を飛び回っています。      

漆喰のお話 その③

漆喰のお話の続きです。

漆喰の特長ってズバリ何でしょう?
代表的なものを揚げると、
調湿効果 
 梅雨の長い日本の夏には最適、湿気を過ごしやすくコントロールする調湿性、
 そして空気を浄化する機能は、暮らしをバランスよく健康に保つことが知られています。
 家庭には独特のそれでいて住んでいる人にはわからない匂いってありますよね。これを浄化させる能力があるのです。

アルカリ性
 日本の漆喰はPH8~9、今流行の珪藻土はPH7~8のものが多いのに対して、フォレストの漆喰であるスイス漆喰は、スイスアルプスの硬水によるPH12~14の強アルカリ性です。この強アルカリの環境で生きていける病原体やカビ・雑菌はこの地球上にほとんど存在しないそうです。空気中の匂いの成分や有害な化学物質をスイス漆喰が吸着し、強アルカリ性が匂いの成分などの有機物を分解してしまうのです。
もちろん、塗り壁として使用されているのですから、乾いてしまえば乳児が触れても肌を荒らすことはありません。

耐久性
 以前にもお話ししました、スイス漆喰の主成分は「石灰」です。
漆喰のお話 その③
スイス漆喰は、生まれてからあるサイクルを通して元の石灰岩に還っていくサスティナブル(持続可能・・・いくら使ってもなくならないということ)で、なおかつ、地球温暖化の元凶である二酸化炭素をも吸収してくれる優れものなのです。
スイス漆喰は再石灰化により、時間が経てば経つほど、住宅に強固な岩の壁を作り、100年以上の耐久性を持っているのです

安全性
 シックハウスって言葉聞きなれた言葉と感じる方はかなりの健康住宅派ですね。
アレルギーやシックハウス、喘息の原因は住宅化学物質と言われていますが、実は化学物質と同じくカビが大きく影響していると言われています。カビは温度24度以上、湿度60%以上、Ph9以下のときに爆発的に発生し、室内に大量の胞子を放ちます。その胞子を人間が吸い健康障害なるのです。
 
このように「無垢材と同じ調湿性」「強力なアルカリ性」「100年以上の耐久性」などの機能が人間の健康や家を長持ちさせることは、古代から知られています。

明日は漆喰のお話、最終回です。
最後に日本の漆喰とヨーロッパの漆喰の違いをお話します。
これについてはまた明日に・・


樹に囲まれた生活が大好き! 静岡大好き!
フォレスト専務の石山でした。

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漆喰のお話 その③
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